江戸東京博物館で開催されてる特別展「五百羅漢―増上寺秘蔵の仏画 幕末の絵師 狩野一信」
「見とかなきゃヤバいっしょ!?ランキング」の上位に入るよ。この展示。
「五百羅漢図」全100幅(増上寺蔵)。
一度に全100幅展示するのは、今回が初めてという事で、きっと一生のウチに見れるかどうかじゃないかな?
本で見た事あって、その衝撃は、とてつもないものでしたよ。。
「狩野一信」
約400年続いた伝統ある狩野派の絵師なんですけど、幕末で新しい文化や技術も入りだして来た時代だったからこそ出来上がったこのスタイル。発想や表現が、ニュー・スクールですよ。
この時代を生きた絵師が、僕的にツボなんです。
狩野芳崖・橋本雅邦・河鍋暁斎とかね。
僕もそうでしたが、日本人なのに「日本の絵や絵師」について知識も興味も驚くほど無いと思うんですよ。
北斎・広重・写楽あたりの浮世絵師の名前は何人かあがるでしょうけど、絵師となると、どれくらいの名前があがるんでしょうかね???
そもそも当時の伝統的な絵師と浮世絵師の違いとかも知らないですよね。きっと。。
僕も知らなかったですもん。教科書では、見た事ある絵も誰が描いたとかまでは記憶ないですしね。
いわゆる海外の有名な画家の展示とかは、スゲ〜行列が出来てるのに、ちょっとマイナーな日本の絵師の展示になると行列どころか、中も空いてる状況だったりする。
そんな状況に疑問を感じたり、日本人として恥ずかしいて思ったりもしました。
「本当にその画家が描いた絵の良さて分かるの???」とかね。
だって、海外の文化と日本の文化て違いますよね?
だから美意識も当たり前に違うと思うんですよ。
勿論、僕なんかより100億倍ぐらい、ちゃんと勉強して見に行かれてる方もいるでしょうけど、ほとんどの人は何が良いのか、なんて分かってないハズ。
むしろ、そんな事すら気にしてないんじゃない???
見に行った事が、ステータスみたいな。見に行った自分がカッコ良い的な。。。
すいません、完全に僕の偏見です。偏った考えしか出来ないもんで。
日本人特有の執拗なまでの細かさや、表現力。どうすれば良く見えるかという「見せる」という事への執着。
僕は、どうしてもこの日本人特有の「美意識」に心打たれるし、衝撃すら覚えるんですよね。
結局は個人の好みだし、興味ない人に言ったトコロで響かないでしょうし、強制するつもりも無いんですけど、せっかく日本人に生まれたんですから海外に目を向ける前に、先ずは自国の事から興味持ってみたらどうでしょう???
て、これって強制???いや、お勧めしてるだけだな。
コレを読んで、少しでも興味持って頂けたら嬉しいですね。
作品の事を調べると意外な事実が分かったり、絵師同士の派閥争いがあったり、意外と面白いですよ。
だって、この病的なまでに勉強嫌いな僕がハマるぐらいですから♪
実は図書館とかでも、絵師の本や作品集も借りれるんで、先ずは気軽に見る事からお勧めしますよ〜。
今度「狩野派」の事とか書こうかな。
あ!!そうだ、コレ見に行ってからKOOZAも見に行くんだよね〜
そっちも楽しみ〜
皆さんも良い週末を〜
# by LAZY-13 | 2011-07-01 14:49 | etc...