陸前高田市
6/12日に岩手県陸前高田市長部地区の避難場所となっている長部小学校に支援物資(Teeシャツ500枚、アンドーナツ150袋、雑誌)を普段働いている職場の代表として届けに行って参りました。
現地に入るまでは、道路も不便を感じる事は無くスムーズに行けて、目に入ってくる光景も「良いトコだなぁ〜」と思わせる程でした。
が、現地に繋がるトンネルを出て少し行くと、そこには「非現実的な光景」が一面に広がり、何も言葉が出てこなかった。。。
その光景は、まさに報道で「陸前高田市は、ほぼ壊滅状態」と言われていた通り、何もかも流されてしまっていた。
そして、瓦礫除去が済んだ道を進み、今回の活動場所の長部小学校に到着。
今回の支援活動を一緒にやらせて頂いた、炊き出し「富士宮やきそば」
僕も食べさせてもらいましたが、マジでウマい!!コレには現地の皆さんも大喜び!!
そして、その横で「焼きそばを食べた方へ、Teeシャツ一枚プレゼント!!」というカタチで、Teeシャツを配布させて頂きました。
「夏服が無いから助かるよ。」という声をたくさん頂きました!!
子供達も、輪投げを楽しんでました。
つかの間のひと時だったのかもしれないけど、一人でも多く、一つでも多くの笑顔を見れて本当に来て良かったと思った。
この周辺ではライフラインは、水以外は復旧し始めていると聞きました。水も山から引く事が出来るそうで、恵まれた土地で良かったと言っていました。
義援金も頂いたそうです。
仮設住宅も建設され、すでに生活されている方達もいました。
しかし、皆さんもご存知だと思いますが、仮設住宅に入居したら、全て自己負担で生活しなければならない。。家具や家電は設備されているが、食料などの配給はストップされてしまう。
しかも、この付近は壊滅状態という被害を受けているので、生活に必要なお店も全て流されてしまっている。その為、物資の調達に困っていると聞きました。
しかも、その仮設住宅も2年間という期限付き。
という事は、その期限内に住む土地を見付け、そこに家を建てなければいけない。。。
「高台の安全な土地は、今後値上がりするだろうし、どうしたら良いか分からない。」と言っていた老人の言葉が深く胸に刺さった。
また、瓦礫の撤去作業も「縄張り争い」のせいで、進まずにいる事に嘆いている方もいました。
地元の会社が、外部から来る作業会社を拒んでいるそうです。
外部から来た会社に頼むと、自分達の仕事を取られてしまう為だそうです。
確かに生活する為・お金を稼ぐ為に、仕事を取られる訳にはいかないと思うのは当然の考えですよね。
しかし、外部の作業会社が入れば、様々な機械が整っている為、作業の進行は早く進むそうです。。。
あと、瓦礫の撤去作業等をやっていて、炊き出しをやっている場所に来られない方もいるんだという事を伝えてくれた方もいました。
炊き出しはどうしても、人が集まっている場所、集まりやすい場所になってしまう為、作業現場に直接持って行く事が難しい。。。
でも、休みなく働いている方達のもとにも届けたい。。。
もどかしさだけが残る。。。
被災者・被災地には、僕たちが想像している以上の大きな問題を抱えている。
僕たちが出来る事なんて、本当に微力に過ぎない。
正直、被災地以外では、もうすでに別世界の出来事として扱われている気がするし、ニュースで流れる事も少なくなって来た。
でも、まだまだ復旧なんてしてないし、目処すらたっていない。
そして、いまだ行方不明者も多数いる。
たった1日、活動しただけで偉そうな事を言う気は無いけど、少なくとも現地に行って、被害をこの目で見て来た人間として、これからも微力ながら出来る事をしていこうと強く思った。
※今回の主催として活動されたラジオパーソナリティーの森一丁さん、下赤塚のBarミールボックスのノブさん、「富士宮やきそば」を提供されていたスタッフの方々、本当にお疲れ様でした。
また、機会があれば宜しくお願いします。
長々と最後まで、読んで頂き有り難うございました。
by LAZY-13 | 2011-06-14 13:07 | etc...